専業主婦の友人の話

私の友人は現在34才の専業主婦です。夫は40才。小学1年生の娘と、幼稚園年少の息子がいます。それだけ聞くと表向きはうまくいっている家族のようにも見えますが、家庭を維持するのは大変なことだとつくづく感じます。
まず子育ては大変です。体力的にも精神的にも大変です。幼児の子供を相手にしていますが、子供は簡単に言うことを聞きません。すぐに遊びたがるので、食事もお風呂もすんなりとはいきません。美味しくご飯を食べている時に、おしっこ行きたい!うんち行きたい!などと一緒にトイレに行かなければならない時は、せっかく食事中なのに…とがっくりします。下の子は4才ですが、未だに夜泣きがあり、夜中に相手をしなければいけない日もあります。家の中でもお出掛けの時も子供の機嫌がいい時はとても楽しく過ごせますが、ちょっとしたことで機嫌を損ねると、なだめるのに苦労します。予定が遂行できなくなってしまったりすることもあります。
他にも、子供の交友関係にも心配事があります。上の子は小学生で、お友達に強く言われて学校から泣いて帰ってきたりすることもあり、心配が尽きません。また、子供の交友関係にヒビが入らないよう、ママ友との付き合いにも気を使います。悪く思われないよう、良い顔をするのでやや疲れます。本当に気の合うママ友もいますが、それでもやはり良い顔をしてしまうので、学生時代の友達とは違った付き合いになります。
子供がいる生活は楽しくもあり賑やかでもあり、幸せですが、大変なことも多いです。

次に夫との関係です。こちらの方を維持する方が大変です。子供は自分のお腹を痛めて産んだ子なので、多少の苦労は覚悟の上です。子供のいる生活は大変ですが、子供の成長が愛おしいですし、なにより怒っていても泣いていても可愛い存在です。しかし夫はどうでしょう…。血も繋がらない赤の他人との生活は我慢の連続です。
それでも恋愛期間は大好きな相手でした。夫とは社内恋愛でした。恋愛期間はとても楽しい時間でした。相手が大好きで、その人と付き合えて、デートで色々な所に行き、まだお互いに猫をかぶっているような状態で、綺麗な付き合いです。段々お互いに化けの皮をはがしていって、嫌なところが見えてきて、それからの関係を維持するのが大変です…。今はモラハラという言葉が世間に浸透してきていますが、交際当時、もし私がその言葉を知っていたら、今の夫との交際を考え直していたかもしれません。彼は交際当時、私が友達と飲みに行って帰りが遅くなると、あまりいい顔をしませんでした。そして、私には当時男友達がたくさんいたのですが、男友達がいる人とは付き合えないと言い放ちました。多くは語りませんでしたが、どうやら昔付き合った女性に浮気をされたことがあるらしく、とても疑り深い性格でした。しかし私は彼のことがとても好きで、モラハラという言葉も知らなかったため、相手に交友関係を制限されることは健全な付き合いでないということに気付けませんでした。なので男友達との連絡は断ち、女友達との関係も変わりました。友達がかなり減りました。しかし、盲目的に彼のことを好きになってしまっていたため、自分が苦しくなってくるのに彼との関係を優先してしまいました。
結婚すると、彼はしまいには私が仕事をしているのが好きじゃないとまで言い、仕事の電話がかかってくるとあからさまに機嫌が悪くなったりと、仕事を辞めざるを得ないような状況に陥り、結局仕事は辞めることになってしまいました。はたからみるとなんで言うことを聞いちゃうの?と思われるかもしれませんが、彼は怒ると私を無視するのでそれに耐えきれなくなってしまい言うことを聞いてしまいます。普段は楽しく過ごせるので、それがなくなるのが辛いと感じてしまうのです。彼の機嫌がいい時は私も好きなように振る舞えるのですが、彼が怒ると私は何も言えなくなってしまいます。
そんな夫ですが、仕事は頑張ってくれています。子供も可愛がっており、子供はパパが大好きです。私の子供は感受性が強いタイプなので、もし離婚して家族が離れ離れになったら…と考えると、子供の精神面がとても心配なので、なるべく離婚はせずに家庭を維持していきたいと思っています。たまに家の中が不穏な空気になると、子供も勘付いて不安にさせてしまってるな、と思う時もあります。夫には、子供の前で態度を変えないでほしいことを何度か伝えてきて、夫も我慢しておさえてくれることが多くなりました。しかし、本当なら、モラハラの心配のない生活を送りたいと思う自分もいます。かつて一緒に過ごしてきた私の家族や、私の友達、過去に交際してきた男性たちには、今の夫のように機嫌で無視してきたりするような人はいなかったので、平穏な暮らしてきました。なので夫との暮らしは楽しいことももちろんありますが辛いと思う時の方がもしかしたら多いかもしれません。でも、家庭を維持していくために私も頑張らなくてはいけないと思っています。最終的には夫に立ち向かえるよう少しずつでも強くなりたいです。

2020年1月3日の話

2020年1月3日、今年で3年連続となる三が日での休日出勤を終え、今年も年始から稼げて良かったという充実感を抱えて夕方自宅に帰りました。
その日の夜は焼肉でさらにテンションが上がり、幸先良い1年だなと思って就寝しました。
ところが翌日の1月4日早朝、歯の痛みで目覚め、その後も二度寝できないレベルで左上の歯がかなり痛み、かなり焦りました。
そういえば去年の前半は冷たい飲み物が染みていたことを思い出し、食事以外では影響が無く、仕事も忙しいから…などと言い訳をして歯医者に行かなかったことを回想しつつ、そういえばいつからか痛みも消えてラッキーくらいに考えてたっけ、などとさらに回想を進めて、結果当日の急な激しい痛みに帰結していることを認識し、ひたすら焦りました。
特に何で焦ったかというと、タイミングが悪いことに1月4日は正月真っただ中の土曜日、歯医者なんてほとんど休みだろうと思っていたからです。
幸い自宅は都会で、周辺に歯医者は豊富にあったので、ネットで調べて片っ端から当日営業している歯医者を調べたところ、これも偶然に自宅から徒歩1分という最寄りの歯医者が午前9時30分から開いていることが分かりました。
とはいえ、休み明けということもあり予約が詰まっていることは確実だろうなと予想し、それまで痛みに耐えるのか…と、暗澹とした気持ちになりました。
ちなみに早朝過ぎて当然受付の方もおらず、予約状況が分からなかったので、営業開始までの1時間くらいは気晴らしにゲーセンに行こうと外出しました。
朝8時30分、なんせ徒歩1分なので、とりあえずゲーセンに行く前にちらっと歯医者を見ていくかと思い、入り口付近をウロチョロしていたところ、ちょうど歯医者の従業員らしき女性が出社してきて、「患者さんですか?予約されてますか?」等と聞いてくれたので、「今朝から急に激しく痛み出した」「実は半年前くらいまで飲み物が染みていたが放置していた」と、外で問診みたいなことをしてもらい、営業1時間前にもかかわらず中に入れてもらいました。
これだけでも割と幸運だったのですが、その日はもともと朝一で予約が入っていたのに急にキャンセルが発生したらしく、朝いちばんから自分の治療をしてもらえうことになりました。これは本当に超ラッキーでした。
早速レントゲンを撮ってもらい、詳しく診てもらったところ、やはり虫歯ができており、神経まで達しているどころか神経が全て浸食され腐っており、神経のさらに奥の歯茎の部分に菌が繁殖しかかっている、とのことでした。
神経が死んでしまった時期から、冷たいものがしみなくなり、歯茎の部分に菌が繁殖し始めたことで突然激しい痛みが発生したのだろう、と解釈しました。
とにかくまずは痛みから解放されたいということで、さっそく麻酔を打ってもらい、当日は該当の歯を全て削ってもらいました。
先生から「ガスがたまって不潔になるので今日はあえて被せものをしないでおくから、次は極力早く来てほしい」と言われ、2日後=正式な仕事始めである1月6日の月曜日の夜に予約をとりました。
本当は仕事始めなんて残業必至の超多忙な日なのですが、さすがに歯の痛みにビビってしまいました。
虫歯で手術したり最悪死んだりという話も聞いていたので、一体どうなることやらと心配していましたが、結果的にはごく普通の歯医者での治療を続けることで治るようで、ひとまず安心しました。
その後、毎週最低1回は歯医者に通い、神経を少しづつ削り取ってもらい、それが終わったら最奥から詰め物をしてもらい、歯型をとって銀歯を埋め、ようやく先週の土曜日=2月8日に治療が完了しました。
1月4日時点では「7~8回くらい通ってもらうと思う」と先生に言われていたので、2か月は通院を覚悟していましたが、結果的に1か月で完了して助かりました。
神経を抜く治療は人生で初めてであり、麻酔で痛みを感じないとはいえ、歯のかなり奥の方まで細長い管を通されて、ゴリゴリと削られているときのあの何とも言えない不気味な感触は、正直しんどかったですし、何度も経験したくは無いと感じました。
また、治療が完了した今も、治療した歯を舌で触ってみると他の歯とは明らかに感触が異なっており、この違和感が一生続くと思うと結構ウンザリさせられます。
自業自得なので仕方ないですが、幸いまだこの歯以外は神経も残っており健康な歯なので、これ以上の犠牲を払わないように、今まで以上に歯磨きをきちんと行い、歯医者での定期的な検診も必ず受診するようにしよう、固く決心しました。
思えば小学生のころは毎年の歯科検診で虫歯がいくつも見つかり、歯医者通いは常日頃でした。
その頃の記憶を辿ると、ペンチでゴリっと抜歯されるようなかなり原始的な方法で乳歯を抜かれたり、治療中のうがいでは血を吐くこともしょっちゅうだったように思いますが、大人になって久しぶりに治療をうけてみると、出血は全く無く、痛みもほぼ感じず、仕事で疲れている時などは治療中に眠気すら感じるレベルで快適でした。
歯の治療の世界もすごく進歩してるんだなぁと実感しましたが、それでもお金と時間はもったいないし、そして何よりこの不気味な感触の歯を舌で舐める度に、人間の歯は生まれたままが一番だと本当に思います。